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しげぞーのそばひとつぶやき

=蕎麦人、一粒、つぶやき
さらざん代表しげぞーのブログです

7粒目 そばの実銀行の根っこは何だろう?

14/1/2018

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先日お客さんでもあり友人でもあるKさんと、今設立準備中の「そばの実銀行」のことについてやりとりしている中で出てきたこと。今後につながりそうな大事めのことがいろいろ出てきたので、備忘録としてこちらにも掲載させていただきます。
※「そばの実銀行」は、そばの種をお渡ししてご家庭などで蒔いていただいて、スプラウトを食べたり花を楽しんだり実を収穫したりしていただき、もしも種が収穫できたらご返済していただく、という真剣だけど遊びの活動です。詳しくはこちら。

*****

さて、そばの実銀行は、そばスプラウトを広める、というのもひとつかもしれません。現にネパールなどでも野菜としての利用も広くされていますし日本も昔はそうでした。 ただ卵を食べることが贅沢だったのと同じで、そのまま育てたら1粒が35倍になって主食として食べられるようになるのに、スプラウトで食べてしまったらそれは見込めませんからね。他の、蔬菜としてしか食べられないお野菜よりも、そばのスプラウトはぜいたくだったのかな?

そばの実銀行のまず一番の目的は、そばをもっと身近に感じてもらえるようになることだと思います。 乾麺やインスタントでスーパーで売ってるけど、そば粉としてはあまり見かけないのはなぜ。 小麦粉は家にあるけど、そば粉がないのはなぜ。 本来はもっと身近なものだっただろうに、いつから身近でなくなったのか。 そもそもどんな位置づけで受容されていたものなのか。
そのうえで、今、新しい食べ方(厳密にはフランスの伝統食だから新しくないですが、元来茹で蕎麦文化の日本にはないパリざくもっちりの香ばしい食べ方)を伝え広めようとしている、ということが重要だと思います。

業界として、手打ちそばは高級品、凝り性が凝るもの、敷居を高くしてきた、蕎麦は素人が語るな、という方向性がこれまであったと思います。その結果一部の人しか粉へのアクセスがなかった。粉の先の農家まで行き着く人はさらにそこから絞られてごくごく一部の人しか行けない。 でも本来はそういうもんではないと思うんです。

米や小麦には確立されてしまっている生産流通形態がまだそれほどない、という、マイナークロップの性質を逆手にとって、多くの人に開かれた作物として成長していく伸びしろが多くあると、私は思っています。 こういうことを考えたり論じたりすることは、とても重要です。何のためにそれをするのか、わからないまま進めていては、どこにも行き着きませんからね。プロジェクトを進めていく側には前提として求められるものですね。こういう話もっとしたいですね。

でも広く参加者を求めていくときには、「おいしい」と「楽しい」が重要です。むしろ難しい議論は足かせになってしまうときもあります。じんわりとその雰囲気だけにおわせるというのが、くすぐられるポイントなんでしょうかね~

同じこと、ディロの会のシリーズにもいえます。 私は「そばで世界を旅する」をコンセプトにしていますと言っていますが、それはあくまでもわかりやすくてキャッチ―だから用いていますが、その先にあるものは、同じ食べものがところ変われば全く違う愛され方をしている、どちらがより優れているということを言いたいのではない、違いをそのまま受け止める、その先に本当の理解や協働がある、つまり世界の平和へとつながる道がある、と思っています。 でも、そこまで最初から言われたらしんどいですよね、ほんとはただ美味しいものを楽しく食べたいだけなのに~ おいしくて、楽しいのは、大前提ですね~~~

運営サイドのよりどころとなる価値観を確立して、そして誰にどのように伝えていくかということを、考えていきたいですね。

​そばをもっとそばに!笑


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